UbuntuServerで動かすSerposcopeの設定方法
Raspberry Pi 4に入れたUbuntuServerで、検索順位チェックツールの「serposcope」を設定していきます。すべて英語のアプリケーションですが、特に難しい設定はありません。
気をつけるのは、Googleに弾かれないよう、キーワードの検索タイミングに間を空けることです。
この辺は実際に運用していくことで適切な数値は見つかると思います。
自動実行させるため、一度設定しておけば、Webサイトやキーワードを追加しない限り、同じ状態で使い続けられます。
タスクがエラーになっていないかは確認する必要がありそうです。
serposcopeの設定
設定する箇所は、GeneralとGoogleの箇所です。
上部あるADMINでこの画面になります。
GENERAL
Cronの時間を設定します。自動的に実行させる時間のことです。
何時でも構いませんが、とりあえず朝の6時としておきました。
続いて履歴の制限を無制限の意味である「0」にしておきます。デフォルトでは365と入っています。365タスク数で削除されてしまいます。もしも1日1回のタスクであれば、1年になってしまいます。
赤いボタン「Prune」を押して確定させることを忘れずに。最後に下部にあるSAVEボタンで保存。
ディスクスペースに依るので、microSDカードの容量が少ないと困りますね。
Googleの項目では、Pauseの項目です。
数値は秒数で最低と最大の値を決めます。実際に運用してみないと確かなことは分からない部分です。
他のサイトでもいろんな数値を見ましたが、デフォルトでは確かに短いため、Googleに弾かれてしまう可能性が高くエラーになるでしょう。
時間を掛ければエラーにならない確率が増えると思います。この辺はたまに変更していきたい部分ですね。
150秒〜200秒くらいで何日か運用しています。
赤枠を付けるの忘れましたが、Countryの設定でJP(日本)を選んでおきましょう。
これで最低限の設定はOKです。
グループの設定からWebサイトとキーワード
serposcopeでは、グループを作成し、その中に計測したいWebサイトを入れていく構造になっています。
グループ → Webサイト → キーワード設定
New Groupeボタンから名前を決めます。何でも構いません。自分が管理するのに分かりやすい名前です。日本語でも大丈夫でした。
serposcopeはGoogleしか計測できません。(GRCだとYahooやbingもイケます)
Webサイトの登録
作成したグループ名をクリックすると、上部にAdd searchとAdd websiteが出てきます。
先ずはWebサイトを登録します。
上の名前は任意で構いません。日本語で入れてみました。
下部にあるパターンは、Exact domainで構いません。URLはhttp(s):なしでドメイン名だけ入れます。www.を入れるかどうかでも結果が変わると思いますので、ご自分の設定したドメイン名を入れましょう。
example.com
キーワードの登録
先程のグループ一覧にあったAdd searchボタンから順位を検索したいキーワードを設定します。
Googleの設定でJPにしていればここではJPになっています。
一番上のキーワードで入れていくのでも構いません。まとめて登録するなら下部のBulk importから設定できます。
1行毎に計測したいキーワードを入れ、改行で複数の設定ができます。
手動のチェック方法
自動的に計測するので、設定したままでOKなんですが、手動でも計測できます。
CHECK RANKSから、上のボタンで実行させます。
エラーのチェック
エラーが無いかは終了したタスクで分かります。
エラーが0かどうかは確認した方が良いでしょう。エラーが出る場合は、検索する間隔が短い場合もあるので、Googleの設定にあるPauseする秒数を増やしてください。
そのため、キーワードの数が多くなるとタスクが完了するのは時間がかかります。大規模サイトには向いていません。
エラーがないか確認
初めての検索順位チェックに向いている
検索したキーワードの順位は、登録したWebサイトだけでなく、他のサイトの順位も分かります。ライバルをチェックしてリライトに励みたいと思いました。
画像のように、日毎に表やグラフに表示されていきます。順位が変動したことも分かりますし、他の順位がどのサイトなのかもURLが分かります。
Serposcopeは、有名なツールには敵いません。それにGoogleの順位しか計測できません。とはいえ、完全に無料で利用できる点は優れています。
いずれ有料で高機能な検索順位ツールを使う前に、またはブログ運営を始めたばかりの人にSerposcopeはオススメできます。
WindowsやmacOSにインストールするのも悪くありませんが、自動実行させる意味でも常時接続の端末にインストールしたいものです。
今回のRaspberry Pi 4に仕込んだ例は、消費電力も少なく場所も取らないので本当にオススメですよ。
インストールはこちら