SSDドライブの交換で延命中のMacBook Pro13インチ2015

2015年モデルのMacbook Proをお持ちの皆さん、SSDドライブの容量は足りていますか? 新しいmacOSの登場が楽しみな反面、2015年モデルのMacbook Proはまだサポートされるだろうかと毎年ヒヤヒヤしてきました。
CatalinaとBig Surにアップグレードする際、SSDドライブの空き容量が足りなくてアップグレードできない場面に遭遇しました。(アプリを削除して対応)128GBモデルの人にはツラいバージョンアップです。
2021年〜はBig Surが一応動作します。この2015年モデルはMontereyまでサポートされています。
ただ、いくらOSのアップデートに対応していも、保存ドライブ容量が切迫しているのは変わりません。SSDドライブの速度もそんなに速くないことも不満ですね。
そこで、内蔵されているSSDドライブを1TBに交換して延命をすることにしました。OSのアップグレードくらい余裕を持って行いたいからです。
他所でも扱っているネタですが、ここでは 2015モデルのMacbook Pro 13.3インチ の例としてご紹介しておきます。
2022.10.25:Mac OS Ventureがリリース。とうとうこの記事でご紹介している2015年モデルのMacbookProは 対象から外れました。 アップデートできるのはMontereyまでということになります。
よくまとまっていた名機 MacBookPro2015を2023年以降も快適に使いたい人向け の内容です。
できそうだなと思ったら、リスクはご理解の上、自己責任でトライしてみてください。2023年3月でも快適です!
多くの方に読まれています。
ありがとうございます!!
記事内で交換したSSDドライブはディスコンになり、現在は後継モデルをオススメします。同じ1TBでも当時よりリーズナブルになっていますね。
2015年のMacbook Pro
MacbookPro2015裏面
正式名が「MacBook Pro (Retina, 13-inch, Early 2015) 」、モデル名「A1502」、「EMC2835」、型番「MF839J/A」です。
MF839J/Aは、CPUが2.7GHz(最大3.1GHz)SSDドライブ容量が128GB、メモリーが8GBのモデルです。
Macの製品はモデルの年で区別ができます。
SSDは交換できるの?
1TBで動作しているMBA2015
2015年モデルは元々、ドライブなどを交換できるような作りにはなっていません。Macの製品はネジをハズした時点でサポートが切れます。今回は既に保証切れ製品だから躊躇はありません。
Macbook Pro 2015年モデルはPC自作の経験があれば意外と簡単でした!
2009年〜2012年のMacbook Proは、SODIMMメモリーが交換できるようになっていたり、基板にコネクターがあるタイプでした。特に2012年モデルはSDカードスロットもDVDドライブも付いていて重たいけど万能でしたね。
2017年以降のMacbook Proでは、マザーボードへ直付けなので、部品を汎用品と交換はできません。
その点でいえば、2015年のモデルは、SSDドライブがコネクターで外れる最終モデルです。そのままで接続はできませんが一応は交換が可能なんです。(※アダプタが必要)
OSが初期のSnowLeopardではダメです。少なくてもMojave、できればCatalinaやBigSurなどまで上げておきます。
MacBookPro 2015は、最終的にMontereyまで対応しているモデルです。
今回はインストールされているOSがCatalinaで、BigSurのUSB起動DiskをUSBメモリーに用意しました。ご自身のOSバージョンに置き換えて読んでください。
必要な機器
交換するSSDドライブはどれを買ったら良いのか?
結論から言います。
Macbook Pro 2015ですと、NVMe、PCIe Gen3、最大4レーンの規格です。M.2 2280の規格でもあります。
SSDドライブならどれでも良いわけではありません。
条件がある
- NVMe
- PCIe Gen3
- 4レーン
- M.2 2280
- 片面チップ
同じM.2 2280でも、Mac純正は物理的な長さが異なります。通常の市販品では用をなしません。
今回選んだSSDドライブは、純正よりも読み書き性能をアップさせるためもあり最大値が取れる物を選びました。オーバースペックでもリミットで動作しますが、発熱が心配なので敢えて選ばないことにしました。
SSDドライブにはアンペア数が表示されていて、1.7Aや2.5Aなど違いがあります。
SSDドライブの選定は、消費電力と性能をバーターで考え1.7Aの製品を選んでみました。
専用品はコスパ悪い
販売している中には、Mac専用品のSSDも存在ます。
これが高い。5万円くらいします。あまり現実的ではありません。
ただ、専用品ならアダプタは必要無く、そのまま交換して差し込めます。スンナリと動作するでしょう。
今回は費用面からアダプタを噛まして接続することにしました。
今回購入した製品(SSDドライブとアダプタ)
噛ますアダプターも、どのSSDドライブと組み合わせが良いのか最初は検討もつきません。
いくつかある製品の中で、2015年モデルでもネットに実績報告のあるアダプタにしました。購入するSSDドライブのメーカーによっては上手くいかない場合も出てくるでしょう。
ある意味、この記事も実績報告になりますね!(この記事はSSDドライブを交換したMacbook Proで投稿しています)
問題ないどころか、快適に使えていることを重ねてお伝えしておきます。
アダプタを噛ましたSSDドライブ
成功した組み合わせ例はこれ!
記事執筆時点でコスパも良く信頼のメーカー製。容量も1TBならば、元々の128GBから大出世です。
速さも理論値は最大2,400MB/秒で、発熱も少ない1.7Aのモデルです。発熱が少ないのがいいね。
必要なアダプタ
必要なアダプタは、MacBookの型番だと、A1465、A1466、A1398、A1502に対応しているものです。それぞれ128GB、256GB、512GBのSSDドライブが純正だったものです。
今回アップグレードさせたMacBook Proは、吊るしで購入したので128GB搭載モデルでした。
アダプタはこのようなヤツです。
Amazonの口コミにもこのアダプタで成功した書き込みが多く見受けられます。MacBook Air 11(2014)、MacBook Air 13(2013)、MacBook Pro 13(2013)など。
換装したSSDドライブ容量で多く目につくのが1TBですね。確かにお値段もお手頃です。信頼の型番です。
工具はありますか?
Macbookを開けるのに必要なドライバーを持ってなければ、専用のドライバーも必要です。星形のネジなんですよ。それも小さい径。
私も手持ちがT6〜上しか無かったので、改めて購入しました。加えてP5は流石に持っていなかった。
MacBook Pro 13インチ 2015用だとこの2つが必要でした
起動用としてUSBメモリーも必要になります。32GB程度で良いので、なければ合わせて購入してください。
手持ちが余っていて32GBの物であれば構いません。起動用に使うだけですからね。
それに2015年のMBPはUSB2.0ですから、本当になんでも構いません。
購入する物の確認
- 交換用SSDドライブ(規格通りかどうか)
- SSDドライブのアダプタ
- USBメモリー32GB以上(起動用)
- MacBookproを開ける工具一式(P5、T5)
もしも4点を全て持っていないと仮定し購入しても、約15,000円〜20,000円内で収まると思います。
およそ15,000円程度で1TBの容量と速度が手に入れば、2015年モデルもまだまだ現役になります。
あながちAmazonのレビュー欄も捨てたもんじゃ無い
MacBook Pro 2015で動作するSSDドライブを探す中、Amazonのレビュー欄が参考になりました。
どのSSDドライブ(NVMe)でも良いわけではないからです。
この記事でご紹介した以外にも動作する個体はあります。しかし、メーカーとしての信頼性や、販売価格との兼ね合いから、選ぶのはとても難しかった。
そんな中で、レビュー欄に同じMacBook Proで動作した旨を発見しました。これはAmazonだけではなく、他の販売サイトでも複数確認したので、少し安心しながらトライできましたね。
後で調べたら、当時のMacBook ProはAmazonの整備品でも販売されていました。
MacBook Air 2015もSSDドライブが交換できている情報も拝見しましたので、もう1台買っちゃおうかな。
では、次の項目から実際に交換する手順を載せています。
SSDドライブを交換してみたい人は参考にしてください。もちろん、自己責任でお願いしますね。
ここから先は自己責任の記事内容になります。
事前準備
いきなりSSDドライブを交換する前に必要なことが2つあります。
起動用USBメモリーの作成とバックアップです。
1.起動用USBメモリー
先に用意しないとならないのが、USBメモリーにMacの起動Diskを作ることです。
BigSurならAppStoreや自動更新からイメージをダウンロードして、ターミナルにコマンドで作成できます。
sudo /Applications/Install\ macOS\ Big\ Sur.app/Contents/Resources/createinstallmedia --volume /Volumes/MyVolume
macOS の起動可能なインストーラを作成する方法(Apple公式)
USBメモリーで作成するのは、当然ながらSSDドライブを交換する前に済ませておきます。
2.TimeMachine(タイムマシン)でのバックアップ
Macを使っている人なら必須になっているTimeMachine(タイムマシン)でのバックアップも改めて取っておく必要があります。
SSDドライブを交換した後、または復元としてデータを戻すために、最新のバックアップが必要です。
別の外付けHDDへバックアップを取るのが簡単かなと思います。
私は今回、NAS内にあるTimeMachine(タイムマシン)データを使って復元しました。
検索すると出てくる懸念材料として、Wi-Fi通信が挙げられていました。
環境によっては異なるかも知れませんが、私は無事に復元できました。OSがCatalinaで、別のNASにバックアップしているTimeMachineへWi-Fi経由でも難なく動作しました。時間は掛かりますが問題ありませんでした。意外とスンナリで驚いた。
心配ならNASとの接続は有線LANケーブルをオススメします。それなら確実です。Wi-Fiのパスワードも必要ありませんからね。
但し、MacbookProにはLANケーブルが刺さりません。
USB接続の外付けHDDでタイムマシンを利用している人ならそれでもいいかな。
以上の2つが準備できれば、実際にSSDドライブを交換していきます。
事前に確認したい
- USBメモリーに起動用イメージを書き込む
- 現在のバックアップデータを別のストレージドライブにバックアップする
交換手順
事前の準備として起動用のUSBメモリーと、TimeMachine(タイムマシン)でのバックアップは完了しましたか?
準備がOKなら、物理的な作業に進んでいきましょう。
事前準備はOK?
- Mac起動用メモリーの作成
- TimeMachine(タイムマシン)でバックアップ
裏蓋を開ける
早速、専用の精密ドライバーでハズしていきます。
星形のネジ
ネジは10箇所あり、ネジ長は黄色枠が1.3mm、赤枠が1.1mmです。
あまり強く回すとネジ山を舐めますから、ゆっくりと確実に回します。ネジがとても小さいため、なくさないように注意。
赤枠の2本だけ他とは違い短い。取り付ける際に間違えないように。
中央からやや下の部分のツメ2箇所で止まっています。垂直にはめるタイプなので、アルミが曲がらない程度に引っ張ってあげます。
逆に元に戻す際にはツメをはめるため少し押して止めます。「パチ」と音が鳴ればOK。
バッテリーコネクタを外す
電源を抜いてあってもバッテリーで通電しています! むやみにドライバーの先などが触れないように注意!
特にバッテリーには触らないようにしましょう。
写真②の部分。
通電を止めるため、バッテリーとの接続コネクターを外しておけば安心です。ただ、コネクターが少し堅いので、力ずくで壊してしまいそうなら、そのまま作業するしかありません。が、通電しながらはあまりオススメしません。ピンセットやヘラみたいな物が必要でしょう。
黒いT字型シールの上部だけそっと剥がせばコネクター部分が見えます。(Tの突起部分)シールは元に戻す時にまた貼り直します。全部取ってしまわないようにしてください。
何度も書きますが、SSDドライブを取り替えるだけとはいえ、バッテリーで通電しているのはあまりよくありません。
どうしてもコネクターが抜けない場合は、仕方なくそのまま慎重におこなってください。(基板に触れないように注意が必要)
※交換はバッテリーが剥き出しになるため大変危険です。あくまでも自己責任で実行してください。
バッテリーにも触れないよう細心の注意を払って作業すれば、自作経験者として交換作業そのものは難しくはありませんでした。
純正のSSDドライブを外し取り替える
純正のSSDドライブを取り外すには、T5のドライバー(トルクス)で1つ外す必要があります。取り付ける際に同じネジを使用できます。
新しいSSDは予め購入したアダプターを取り付けておきます。ここでしっかりとハマっていないと認識しなかったり、エラーで止まったりしますので、確実に奥まで差し込みます。
純正のSSDドライブを基板から外すには、取り外したネジ側を1cmくらい持ち上げてから抜きます。斜めに接続することになるので、ここも無理なチカラは加えないように注意しましょう。
基板に取り付ける際もSSDがスンナリと収まる位置まで確実に接続します。
購入したアダプター
アダプターを取り付けた状態のSSDドライブ
感覚的には、持ち上げる角度として、最大で25度くらいと意識して接続しました。
裏蓋を戻して完了
取り付けて終了
SSDドライブを付け替えることは、それほど難しいことではありません。
あとはキチンと認識してくれるのを祈るばかりです。
片面のSSDモジュール
メモリーのように片面のみチップが載ったタイプと両面のタイプがあるようです。今回のSSDドライブは片面タイプでした。
SSDドライブ裏側基板
macOS起動用USBメモリー
取り付けたSSDドライブは何も入っていません。先程用意したmacOS入りのUSBメモリーから起動させます。
リンゴマークが出るまで option キーを押しっぱなしにして起動させ、USBメモリー側を起動します。
Optionキーを押したまま電源を入れる
安いUSBメモリーでも32GBあればOK
ディスクユーティリティ
起動するとディスクユーティリティなどを選べるメニューが現れます。
ディスクユーティリティから該当のSSDドライブを消去することでフォーマットします。
- APFS
- GUIDパーティション
あとはメニューに戻ってタイムマシンから復元するか、そのままOS(今回はBigSur)を新規でインストールするか選びます。
- タイムマシンから復元させる?
- 新規インストール?
新規でインストールしても、macOSを起動した後のセットアップ中に、タイムマシンから個人データを復元することが可能です。
タイムマシンからの復元は、人によって時間がかかると思います。気長に待ちます。タイムマシンの機能は本当に便利。macOSユーザーでよかったと思える機能の1つです。
以上で交換は終わりです。お疲れ様でした。
次は、簡単に速度差を比べてみました。OSを上げるたびに遅く感じられてきたMacBook Pro 2015もマズマズの
1TBに換装後
1TBにSSDドライブを完走した後、数値を計測してみました。
読込速度は、理論値でシーケンシャル最大2,400MB/秒、書き込み速度はシーケンシャル最大1,950MB/秒と比較的に高速です。
実際の計測では、読み込みは1427.3MB/秒、書き込みは1,278.9MB/秒でした。
倍速! 約600MB/s → 約1300~1400MB/s
少なくても純正のSSDドライブは、このモデルの場合、どちらも約600MB/秒程度だったので、倍速以上の数値になりました。(※変更前の数値画像がどこかへいってしまった。すみません。)
交換後のSSDドライブ計測値
チェックされている項目も、1TBに換装前は2160p60などがチェックされない状態でした。ご覧のように交換後はすべてチェックが入っています! 性能がアップしたのは一目瞭然です。
速度も満足いきましたが、何よりも128GB(実質空きが20GB)から、一気に1TB近くまで増えたのは快適過ぎます!
2015年のMBPが1TBは快適過ぎる!
これでサイズが大きなソフトウェアや、サイズが大きな動画データなどを扱うことが楽になりました。
WindowsやLinuxとデュアルブートしても余裕!
MacBookでSSDドライブの交換はちょっとリスクはありますけど、どうせサポートも切れている機種なので、思い切ってチャレンジして良かったと思います。
これでMacBookpro2015モデルでも、記事執筆時からあと3年(2024年頃まで)は戦える機種になったと思います。
結果的にLinux(Pop!_OS)とデュアルブートにしました。容量を増やしたからできる芸当です。
上手く行ったSSDドライブとアダプタ
改めて、問題なく動作したSSDドライブとアダプタの組み合わせをご紹介しておきます。
一般的に容量が500GBより1TBのように多い方が読み書き速度は速くなりますから、なるべく大きい方が望ましいです。性能のバランス的には1TBでも適当でした。それ以上だと、どうしても発熱が心配になります。
この商品には新しいモデルがあります。
専用品もあるが高い
対応しているか確認は必要ですが、TransendからMac専用SSDも販売されています。
こちらなら古いSSDドライブと取り替えるだけです。長さとコネクタが合っている。
ただ、お値段もそれなりにします。
他の組み合わせでも上手く行くと思いますが、費用対効果を考えた結果、この記事の組み合わせになりました。
同じ2015モデルをまだ現役で使いたい人は、記事も参考にしていただきSSDドライブを交換して延命してはいかがでしょうか。
当時2021年以降のMacbook Pro
2021年10月18日に発表された新型「Macbook Pro」は待望のMagSafeコネクタの復活もありました。
2023年のM2モデルだと14インチはMagsafeです。
以前は、ここでご紹介しているMacbook Pro 2015までがMagSafeコネクタだったんですよね。復活するとは思わなかったので、とても希少に思いました。
2015年までは、MagSafeだったのも購入した理由の1つです。当然ながらタッチバーなるものが付く前のモデルです。microSDカードスロットもHDMIコネクタもこの2015年モデルは付いているんですよ。便利。
CPUこそ古いCore i5とはいえ、SSDドライブを1TBへ交換したおかげで見事に復活です!
しかも、所有しているMacbook Pro 13インチ 2015は、バッテリーも交換しています。
バッテリーを交換した際、変形してしまったアルミの外装も交換してくれて、LCD液晶画面も交換したので、新品に近づいた新古品になりました。キーボードだけは当時のまま。
SSDドライブの容量アップ、読み書き速度のアップも相まって、かなり新品に近い状態になりました。これでまた3年くらいは使えて大満足の結果でした。
バッテリー交換した記事もご参考までに合わせてご覧ください。
ホント、MacBookPro 2015は名機ですよ。
参考