よく聞かれるサブスクのセット「Apple Oneはどう?」

よく聞かれるサブスクのセット「Apple Oneはどう?」
目次

IT系に詳しい位置づけられていると「Apple One」についても相談されることがあります。正直、価値観の違いもあって難しい問題です。Apple好きな自分としては、そりゃ勧めます。料金も安いと思っています。

サブスクが当たり前になったとはいえ、月額に抵抗を示す人がなんと多いことか、といつも感じますね。

Apple Oneのサブスクセットってどう? と質問したいけど、周りに詳しい人が居ない人に向けて、いつも答えている内容をご紹介します。

Apple Oneなどの各サブスクリプションサービスは2022年10月に値上げされました。

Apple Oneの料金

Apple Oneで実際に支払う月額料金は、個人で月額1,100円1,200円、ファミリータイプなら月額1,850円1,950円です。

  • ライセンス料の上昇による理由で値上げされました。(2022年10月)
プラン 個人 ファミリー(6名まで)
月額料金 1,100円 → 1,200円(税込) 1,850円 → 1,980円(税込)
使えるサービス Musictv+ArcadeiCloud+(50GB) Musictv+ArcadeiCloud+(200GB)
割安額 1,510円 1,600円

個別に内訳をみていくと、確かに割安なことが窺えます。

サービス名 個人 ファミリー
Music 980円→ 1,080円 1,480円→ 1,680円
tv+ 600円→ 900円 600円→ 900円
Arcade 600円 600円
iCloud+ 130円(50GB) 400円(200GB)
合計 2,710円 3,580円
Apple Oneとの差額 -1,510円 -1,600円

すべて税込み

  • すべて2022年10月時点の情報です。

Musicに加入したいならApple Oneがおすすめ

結論から言ってしまえば、9,000万曲も聴き放題になると宣伝されているMusicに加入したいなら、間違いなくApple Oneが面倒ありません。ついでといっては語弊がありますが、僅かな差額で他のサービスも楽しめます。

逆にMusicに魅力をあまり感じない人にとって悩ましいでしょう。

また、ファミリー(6名まで)で活用したいなら、問答無用でApple Oneが最適です。

一般的にiCloudの容量が5GBでは足りない人が増えています。カメラ性能も上がったり、動画データを扱ったりと量も増えましたからね。無料5GBの1つ上が月額130円で50GBはとてもお得に感じられます。(この辺はAppleはうまい)

では、私がよく友人・知人に答えている内容を順番にお伝えしてみます。

価値観

Apple好きな人は別にして、加入に躊躇するのはどの点なのでしょう?

  • 月額料金の総額が負担に感じる?
  • サブスクが(どうにも)不安?
  • (なぜか)騙されていると感じる?
  • 使わないかも知れない?

恐らく、一番多いのは「別にそんなに使わないのになー」という勿体ない精神でしょうか。

価値観の違いといえばそれまで。

相談を受けていて思うのが、自分が使いたいサービスかどうか、サービス内容を知らない人が大半ですね。漠然としかご存じない。

単純に思うのは、無料ではできないのだから、サービスを使いたいなら加入して料金を払うしかないということ。

大抵は、「使いたい」**けど料金の負担増に抵抗がある。**そういう人ばかりでした。(※私に相談する人限定)まぁ、気持ちは理解できます。余計な出費は控えたいですからね。

その意味でも、先ずは使いたいサービスか詳しく調べてみてから考えてみてはどうでしょうか。

利用したいサービスの組み合わせ

1つの考え方として検討してみてください。

Apple Oneの対象になっている4つのサービスのうち、利用したいサービスが2つ以上あれば、組み合わせによりApple Oneの方が便利でお得となると言えます。

  1. Music
  2. tv+
  3. Arcade
  4. iCloud+

優先順位があるでしょう。

例:2つのサービスに魅力がある場合

例えば主に、Musicが使いたいとします。(個人で)更に、2番目に使いたいサービスとして、iCloudの容量を無料5GBから多く欲しいと感じている場合です。

Musicサービスに加入すれば、好きな音源を毎日聞けます。なんだったら、流しっぱなしにしてもOKです。月額を払っている間は聴き放題です。

しかし、ある一人のミュージシャンだけ聞きたいのなら、それは別の方法もあるでしょう。それにサブスクと言っても、色んなサービスがありますから、何もMusicだけで悩むこともありません。

個人がMusicのサブスクを単体で加入すると、月額980円かかります。Apple Oneは4つのサービスの恩恵があるとはいえ、あまり興味が無い利用しないサービスがあっても月額1,100円です。でも、個別との差は120円だけです。

更に2番目の希望として、iCloudを無料5GBからiCloud+50GBにしたいとします。単体で加入したら僅か130円です。この2つのサービスを単体で加入すると1,110円となり、Apple Oneとより10円高いものの変わり有りません。

2つのサービス単体加入より、Apple Oneなら10円だけお得になり、更に他の2つのサービス(tv+とArcade)も利用できます。この考え方からすればお得に感じられると思います。

iCloudの容量も特に興味が無いのであれば、単体で加入した方が無駄はありません。

先程の表を単独の料金と合わせてもう一度表示します。

プラン 個人 ファミリー(6名まで)
月額料金 1,200円(税込) 1,980円(税込)
使えるサービス Music(単独:1,080円)tv+(単独:900円)Arcade(単独:600円)iCloud+(50GB)(単独:130円) Music(単独:1,680円)tv+(単独:900円)Arcade(単独:600円)iCloud+(200GB)(単独:400円)
割安額 -1,510円 -1,600円

すべて税込み ご覧のように、tv+とArcadeに限っては、どちらのサービスも(個人もファミリーでも)同じ600円です。よく考えられていますね。

2つのサービスを単独で利用した場合と、Apple Oneの料金と比べて考えてみてください。

2つの組み合わせ(個人) Music tv+ Arcade iCloud+
Music(1,080円) 1,980円 1,680円 1,210円
tv+ (900円) 1,980円 1,500円 1,030円
Arcade (600円) 1,680円 1,500円 730円
iCloud+ (130円+50GB) 1,210円 1,030円 730円

個人の場合 赤字で表した組み合わせパターンは、Apple Oneより月額が低くなります。2022年10月の値上げ後、MusicとiCloudは10円しか差がないので、この2つであるならApple Oneの方が有利です。

表にはしていませんが、もし3つのサービスを利用したいなら、Apple Oneの方がだいぶ料金は抑えられます。

4つの中から1つのサービスしか魅力が無いと感じるなら、単体加入の方が無駄がありません。

ファミリーの場合(1,980円)

主に家族でシェアするファミリープランの場合、4名〜6名なら、一人あたりの負担はグッと小さくなります。

夫婦+子供2人の場合で、1人あたり月額495円相当です。もちろん4つのサービスが使えて、iCloudの容量も4人なら1人50GBは確保できます。(200GB÷4)

仮に祖父祖母クラスまで入れて6名なら、1人月額約330円相当となり、iCloud+の容量も1人約33GBが確保できる計算になります。

まさにまとめ割りのような印象です。

サブスクはローンとは違う

一頃からスマホ(携帯電話)を、通信料金とともに割賦販売していることも影響しているのでしょうか、サブスクというと、使う権利を購入するのをローンと比較して抵抗感を持つ人が多い印象です。

データ(聴いた音楽など)を手元にずっと保存できるわけではないことがデメリットのように話す人も居ます。

確かにローンで購入した場合は、最終的には自分の資産になりますからね。でも、料金(払う金額)が圧倒的に違います。

音楽や動画は嗜好品の部類に入る感覚もありますし、他のサービスでスムーズに解約できない事例も聞いたことあるからだとも感じます。

個人的にはAppleやAmazonは、比較的にスムーズに解約できる分かりやすいサービスが多いと思います。その辺は心配要らないのかな、と。

心配な方は、先に公式サイトで解約方法を知っておくと安心できますよ。

いつもこのような内容で答えていまして、概ね理解いただけてます。結局、太鼓判が欲しいみたいな感じを受けます。

2つほどサービスに魅力があるか、家族でシェアするならオススメと伝えています。

良ければ参考にしてください。

意外と知らない豆情報

最後に、Appleのサブスクリプションのサービスの支払い方法で、とても助かっていることがあります。意外と皆さんご存じない。

Appleのサブスクでは巷で鬼門のデビットカードが使えるってご存じでした?

日本
・大半のクレジットカードとデビットカード
・キャリア決済 (対応している通信事業者を通じた決済)
・Apple ID の残高 (Apple ギフトカードの換金額または入金額の残高)

Apple ID で使えるお支払い方法

デビットカードが継続支払いのサービスでも使えるのは有り難いことです。現金払いみたいなものですからね。

一部のデビットカードなどで利用に応じたキャッシュバックもあれば、少額でもiCloud+の50GB(130円)くらいなら相殺できて本当に助かりますよ。

また、Apple TV+は年払いもできます。

年払いなら10ヶ月分の計算になるので、それほど高く感じませんね。

※画像は2022年9月の価格

豆情報でした。