Amazonは10月12日、最新のKindleとしてリーズナブルな6インチモデルを新しく発売します。各種Kindleモデルの中でも基本の端末です。上位モデルよりも性能は劣っても、初めての人も手に取りやすい低価格で販売されています。巷では「無印Kindle」とも呼ばれています。
スペックも旧モデルより上がっていて、実際の本体サイズは僅かに小さくなっています。上位モデルである第11世代のPaperWhiteモデルに近づきました。
電子書籍リーダーといえばKindleも定着しているため、多くの人が購入して楽しんでいることでしょう。無印Kindleを使っていて、上位モデルに移行しなかった人に待望の新モデルとなりそうです。
旧第10世代モデルと比較しても、画面サイズ以外は十分なスペックです。画面解像度が上がったのは大きいと思います。
まだKindleで電子書籍を体験していない人、旧モデルからの買い換えにオススメできます。
無印Kindle第10世代と第11世代の比較

僅かではありますが、同じ6インチのディスプレイなのに本体サイズは前モデルよりも小さくまとまっています。重量は16gに軽いのに、搭載メモリーは倍の16GBに増えm画面解像度もより細かくなっています。300dpiはKindle PaperWhiteと同等です。
すべての項目で前モデルを凌駕しています。
NEW Kindle 第11世代 | Kindle 第10世代 | |
---|---|---|
画面サイズ | 6インチ | 6インチ |
画面解像度 | 300dpi | 167dpi |
搭載メモリー | 16GB | 8GB |
本体サイズ | 157.8mm × 108.6mm × 8.0mm | 160mm × 113mm × 8.7mm |
重量 | 158g | 174g |
カラー | ブラック/デニム | ブラック/ホワイト |
電源方式 | USB-C | microUSB2.0 |
発売 | 2022年10月12日 | 2019年3月 |
価格 | 10,980円 - 広告つきモデル 12,980円 - 広告なしモデル | 8,980円 - 広告つきモデル 10,980円 - 広告なしモデル |
購入する | 購入する |
本体色もこれまでのブラック/ホワイトからホワイトの代わりにデニムになりました。ホワイトは人気無かったのかな。

販売価格も上がってしまいましたが、前回から3年経過していることを考えれば妥当です。10,980円は全Kindleシリーズの中で最低価格です。大きなセールであれば、来年は割引価格も考えられるため、スペックも大幅に上がったことを考えれば、決して高いとは思いません。
画面サイズとディスプレイだけは違いますが、旧PaperWhiteといった印象を受けます。
USB-Cタイプに対応
新しい無印KindleもUSB-Cに対応しました。記事執筆時点で残すはKindle Oasisだけが未だにmicroUSBです。
ベゼルの違い
ディスプレイのサイズは上位PaperWhiteが6.8インチに対して無印Kindleは6インチのままです。同じく、フラットディスプレイではありません。画面は額縁より下にあり、これまで通り凹凸があります。PaperWhiteは前モデルから対応しました。
フラットディスプレイに慣れてしまうと、もう戻れない気がしますが、旧モデルの無印Kindleからの買い換えなら気にならないでしょう。
防水ではない
新しい無印Kindleは防水ではありません。これは個人的に大きな差だと思います。防水ということで、あまり気にせずに利用できているからです。
以前のように、濡れた手や水回りで使うのは気になりそうです。PaperWhiteは入浴中も使っているだけに、ここは残念です。
就寝時に読む程度など、生活スタイルに水が関係ない人は気にならないでしょう。
これまでのKindleデバイス
Kindleは、無印Kindle、Kindle Paperwhiteを始め、上位機種のOasisや子供向けのキッズモデルなど多くのバリエーションがあります。
年表みたくモデル毎に色分けしてみました。

今回新しくなった無印Kindleは黄色です。人気のKindle Paperwhiteはオレンジです。
初めて買ったのが、第5世代のPaperWhiteでした。これが日本に初上陸だった機種です。2012年のことでした。
その後、個人的には第10、第11世代のKindle Paperwhiteを購入していまして、2012、2018、2021年と長く使ってきました。既に日本では10年が経ちます。マンガモデルなどを挟みましたが、概ね3〜5年で新しい機種が出続けていることになります。
当然ながら最新モデルが一番満足行く性能なんですけど、今でも日本の初代は使っています。もっぱらお風呂でも読める第11世代がメインで持ち歩きもします。就寝前だと第10世代を置いていて、初代は別の部屋で読めるように置いてあります。
流石に3台は上手く使いこなせませんが、メインを鞄の中やお風呂に忘れても、別の端末で続きを読めるので便利です。
というか、第11世代はどこに置いたっけ?なんてなることもしばしば。
比べてしまえば、ページめくりの速度は雲泥の差ですし、何よりもより読みやすいのは第11世代です。個人的には適度にLEDが少なく暗い第10世代は就寝前には最適ですね。
この年表通り、次のリリースは上位機種の順番で、2022年11月30日に手書き入力もできる「Kindle Scribe キンドル スクライブ (16GB) 10.2インチディスプレイ」がリリースされます。
ただ、ちょっとお高い。
それに手書きはどうなんだろうか??

私も追っかけているKindle Paperwhiteの新機種は2024年頃になるでしょうか。
買い換えにオススメ
これまで無印Kindleは、上位モデルのPaperWhiteと比べて差がありました。当然ながら価格も4〜5千円アップだったため、ハッキリと分かれていたような気がします。
今回、無印Kindleの解像度300dpi、USB-Cコネクタ、メモリー16GBだけでもオススメできます。上位モデルと同等になったからです。
旧無印Kindleから買い換える人と、初めてKindle端末を購入する人に、新しい無印Kindleは文句なしにオススメできます!
新しい本体色のデニムは少し明るめな印象です。(発売前は分かりません)学生さんに合っている色でしょうか。
もしも購入オプションにKindle Unlimited読み放題があれば是非そうしましょう。3ヵ月分のKindle Unlimitedつきでも価格が同じだからです。
上位モデルKindle PaperWhiteと悩む