何度も読みたい本こそ電子書籍に向いているのではないか?

電子書籍には読み捨てが適していると思った。雑誌などがそうで、先日はお手頃価格の新書ほど最も適していると思ったのでそうポストした。

よみ‐す・てる【読(み)捨てる】
[動タ下一][文]よみす・つ[タ下二]
1 読んでそのまま捨てる。「―・てられた雑誌」
2 (「詠み捨てる」とも書く)文章・詩歌などをつくったあと、そのままほうっておく。「短歌を―・てる」
出典:デジタル大辞泉

しかし、意外と何度も読む本が適していると思うようになった。

実は電子書籍の場合は本のように捨てなくても端末から削除すればいい。また読みたければ再度ダウンロードする権利はあるので困らない。

実際の本は場所を取り、カバーや紙面は経年劣化します。ページが破け無くなれば読めません。何度も読む本は好きで読んでいる関係上、大事に読むので意外と綺麗になっています。手垢やヤケなどは目立ちますが、私の場合はそれほど酷くなっていません。

どうしても何十年前の本となるとカバーの色が蒸発したかのように薄くなり、見た目はかなり劣化しますが、愛着もありむしろ味があります。

電子書籍は1度だけ読んでつまらない、または2度読みするほどの内容ではない場合、端末から削除してそのままです。別にそのままで良いのですが、逆に劣化しないので、つまらない内容の本がつまらないまま劣化せずにダウンロードできるように保存されています。精神的なものですが、なんだか気持ち悪いです。読まない・読みたくないと思っている本まで自分の本棚に鎮座しているほど心の座り心地が悪いものはありません。

では、削除するのはどうか。

削除すると本当の意味での読み捨てになります。実際に本は手元にないので古本屋で買い取られることもなく、データとして削除となります。(ゴミ箱機能ではなく二度と無償では手に入らない)

ある意味では実際に本を買い取りに出さずにゴミとして捨てるのは正にこれと同じ現象です。しかし、そこには実体がありません。デジタルの中の話であり脳内シミュレーションみたいなものです。ただ、読んだ内容は同じで受け取り方も同じです。

何をおかしなことを言っているのだ。同じだ。そう思う人も居れば、いや、実体が無いのだから全然違うという考え方もあります。

少なくても私は長い年月に渡りPCを使用していると、データであっても実体と同じ感覚があります。削除してしまうことはゴミ収集車に出すのと同じ感覚です。

細かく言うと、データを上書きして初めて跡形も無くなったと思える人種です。(ええ、変わっています)

そうなると前述の本と電子書籍は同じなので、削除したくなります。買い取り金額分の差はあれど手元から無くなるのは同じですので、読まない電子書籍は抹殺したい気持ちも芽生えます。しかし、それはまだしていません。なんとなく勿体ない。というか、損した気分が残るからです。これは所有欲が満たされていない証拠で、権利だけの電子書籍に違和感があるためです。

では、そういった概念から言うと、万が一にもアマゾンやグーグルといった世界的企業のデータが全て吹っ飛ぶ災害の可能性がゼロではないにしろ、半永久的に残るデジタルデータの方が安全かつ簡便、また劣化しない点からも何度も読む本は電子書籍が好ましいのではないかと思えるのです。

そうなると先日書いた内容の新書や雑誌に永久保存を確約するより、私の好きな星新一のSFの一編でもクラウドに存在した方が嬉しいという感情になります。一旦は思い立って自炊していましたが、少し古い型ではあったScanSnapが壊れた後は裁断したまま残された本も数冊あり作業は一時中断中です。

大した本は読んでいませんが、歳月をかけて幾度となく読む本があるのも事実で、それらが保存されていれば本棚は要らないなとも思います。

実は電子書籍は学術書や技術書、実生活に役立つノウハウ本や座右の銘ならぬ座右の書こそが似合うのではないのだろうか。何度も読みたい書物。

ライトな小説やエンタメ系、雑誌や小説ジャンル問わず、また読む本を電子書籍で永久保存したい。スクラップブックの本棚版といいますか、自分だけの蔵書、私設図書館の類いと感じます。

イヤ待てよ、読まないとまた読みたいか分からないから、全部を電子書籍で購入すればいいけれど、それも高く付く。かといって本を本屋で買ってまた読みたいから自炊ではなくアマゾンなどで電子書籍を買うのも馬鹿馬鹿しい。図書館で借りて読んで電子書籍を買うのも面倒な上、確実に借りられないかも知れないし、なんだかセコい。

やはり本を買ったらその電子書籍が割引で買えるというのは妥当なのかな?(米アマゾンのマッチブック(MatchBook))日本ではサービスインしないとは思いますが・・・。

自炊はお金があまりかかりませんが、手間と時間がかかるので、ScanSnap代を15000円〜45000円払うと思えば、結構な数の電子書籍が買えますので、その金額までは所持している大好きな本は電子書籍で購入してみようかと思います。

現在までに新書や雑誌もしばらく購入していましたが、雑誌はあまりコストパフォーマンスがよくないので辞めて、新書とベストセラー本のみに絞って購入しています。

※鈴木みそさんの「Xてんまでとどけ」早期購入特典のように、価格が多少高くとも、電子版とセットで販売してくれた方が嬉しい場合もありますね。

デジタルジュン

「習うより慣れろ」「好きこそものの上手なれ」

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