反対に紙の書籍が50%で購入できるならば電子書籍は定価で買う人は多いと思う

私もよく利用しているハイブリット書店”honto”の新サービス「読割50」が4/1から開始されていますが、売れ行きや反応はどうなんでしょう?

印刷された書籍を購入すると全てではないものの、その電子書籍版を50%オフで購入できるというサービスです。

単純に1500円で買った書籍を750円で電子版もゲットするということは、2250円を負担するわけです。しかし、最初から電子書籍ならば、初めから割引価格で提供されていることも多く、hontoのようにポイントサービスもあることを考えると、電子書籍版を1500円の割引の仮に1300円で購入できれば、負担は前述よりもマイナス950円です。更にポイント10倍などの対象であれば130円分のポイントも付いてきて次回に利用できます。

だから、安さだけで考えれば読み方はともかく電子書籍が大変お得な状態なんです。

Kindle Matchbook

今から2年前くらいに日本以外のAmazonでKindle Matchbookが提供されています。

こちらは電子書籍版がhontoのサービスよりもだいぶ安い価格帯で、恐らく日本では再販の問題で導入はないままでしょうが、2.99ドルと提示がありますので、300円程度で電子版もゲットできます。前述の1500円で話をすると1800円の負担です。

金額に関しては各国事情もあります。また、個人的な価値観にもよります。通常の間隔では確かに50%(半額)を超えることは考えられません。(2冊買うのに近くなりますから)

そもそも電子書籍は使用権

紙の本と違い所有者にならず使用者とする考えが電子書籍にはあります。所有者ではないので中古屋さんに売ることもできません。中古の問題は別として、売ったり譲ったりが出来ないわけです。

そういった使用権に限って考えると、50%は高すぎる。せめて30%以下。理想は20%と思います。1500円で例えるならば、450円以下、300円まで。そうであれば最初から電子書籍の権利も付いた価格で同時に購入してしまおうと思う方も出てくると思います。セット割りともいうのでしょうか。

著作権やら再販制などの難しい問題は抜きで、どうしてもよく分らない点が…、

使用して(試用)から所有したくなりませんか??

電子書籍で読んで良かったから紙の書籍として手元に置いておきたい。

考え方が古いでしょうか。

これは電子書籍が安いからという前提での論理です。安いしすぐにどこでも読めるので、気軽にポチッと購入して読む。これは良かった。また読みたい。また読むのも電子書籍で構わないのですが、気に入ったので手元に置きたいという所有欲を満たしたい。そうは思えないでしょうか。

推測ですが、それは問題が多くてできない。要は電子書籍だけで売る分には構わないが、紙の書籍として印刷するにはリスクが大きい点でしょう。

初回1万部を刷って、売れたのは仮に1万部以上売ったとしても殆どが電子書籍では返本で出版社が儲かりません。

出版モデルの転換

ハイブリット書店という肩書で、恐らくは上手くいっていると思われるhonto。でも結局グレーゾーン。別に白黒ハッキリさせる必要はないけれど、読者側としては中途半端としか言えず、ポイント30倍などが魅力的で購入しているのが主な動機です。

hontoのビューワは大変優れているので(むしろkindleと同等レベル)読みやすいということが無ければポイント100倍でも買いません。ですから期待しているのですが、読割50は支持出来ないな。

少量での出版が迅速に低コスト、物流も可能ならば、読者としては是非そういう世の中で本を読みたい。

電子書籍を仮に定価1500円で購入した後、750円で紙の書籍も手に入るならば、同じ本の購入を検討できる。まだ高いから価格は検討の余地が多く残っているし、そもそも著作者への印税をどうするかという問題も大きい。電子書籍だけで販売して、更に紙の書籍でも売り上げが期待できるから文庫本で出す。というのが現実的か。

既得権益を守ったら負け

紙の書籍を売りたい。その施策として電子書籍をうまく利用する。その構図では少なくても紙の書籍だけは売れないと思う。

同じ本という枠組みでも、それぞれ読み方はもちろん、買い方、その読者の生活環境などによりだいぶ意味が変わってくる。

今は雑誌が売れていないでしょう。私も今年はまだ一冊も雑誌は買ってません。(電子書籍では買っていますが)

本屋に行くことは否定しませんし大好きです。

だから本を売るという点だけは変わらず、あまり紙の書籍にこだわらずに経営してもらいたいです。

でも、私もどっぷり既得権益側にいたら、そうは言えないんだろうなー。

デジタルジュン

「習うより慣れろ」「好きこそものの上手なれ」

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